現地時間6月5日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のプレーオフ(パスA)決勝で、ウクライナ代表がカーディフでウェールズ代表と対戦。34分にオウンゴールで献上した1点が重くのしかかり、0―1で敗れた。
16年ぶりの本大会出場を逃したとはいえ、母国がロシアからの軍事侵攻を受けるなか、尋常ではない精神状態で奮闘した選手たちに、敵地に駆けつけたサポーターは拍手を送った。
なかでも印象的だったのが、試合後のバイキングクラップだ。オウンゴールを献上したキャプテンのアンドリー・ヤルモレンコやロマン・ヤレムチュクら涙を流す選手もいるなか、サポーターとともに掛け声に合わせて手を叩く姿に感動したサッカーファンが少なくなかったようだ。英衛星放送『SKY SPORTS』の公式SNSがこの動画を公開すると、次のようなコメントが続々と寄せられた。
「言葉が出ない」
「本当によく戦った」
「ダメだ、泣けてくる」
「涙が止まらない」
「感動的だ」
「ワールドカップ出場に相応しいチームだった」
「悲痛なシーンだ」
「素晴らしい」
「これこそフットボール」
「彼らは勝利に値したが、サッカーでは勝者は1人だけだ」
「なんて美しい光景だ」
戦火に巻き込まれている母国の人々に、明るいニュースを届けることはできなかった。それでも、その戦いぶりに勇気づけられた国民は少なくなかったはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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