UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグA・グループ2第3節、スイス代表vsスペイン代表が9日に行われ、0-1でスペインが勝利した。
5日に行われた前節のポルトガル代表戦を0-4で完敗し連敗スタートなったスイスは、その試合の先発からシャキリとジャカ以外の9人変更。最前線にエンボロ、2列目に右からシャキリ、ジャカ、ツバーを据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。
一方、前節のチェコ代表戦をイニゴ・マルティネスの劇的弾ドローに持ち込んだスペインは、前節からはGKウナイ・シモン、ガビ、サラビアを除く先発8人を変更。4バックは右からアスピリクエタ、D・ジョレンテ、パウ・トーレス、ジョルディ・アルバ。中盤はブスケッツのアンカーにマルコス・ジョレンテとガビのインテリオール、3トップは右からフェラン・トーレス、モラタ、サラビアとなった。
今大会初勝利が欲しい両者の一戦は、立ち上がりからボールを保持するスペインが先手を取る。13分、敵陣でフェラン・トーレスがインターセプトに成功すると、エビシェアから突っかけたボールをボックス右で拾ったマルコス・ジョレンテが折り返し、最後はサラビアがゴールに流し込んだ。
先制を許したスイスは25分、バイタルエリア左で獲得したFKからシャキリがクロスを供給すると、ファーサイドのエンボロが頭で合わせたが、これは枠の右に外れた。
その後もボールの主導権を握るスペインが試合が優勢に進めるが、自陣でしっかりとブロックを形成するスイスを崩しきれないまま、前半は0-1で終了した。
迎えた後半は1点を追うスイスが積極的な入りを見せるが、アタッキングサードでの精度、アイデアを欠いて決定機まで持ち込めない。
膠着状態が続く中、スペインは63分にサラビアを下げてダニ・オルモを投入。対するスイスは、ツバーとエビシェアを下げてオカフォーとシュテフェンをピッチに送り出した。
さらにスペインは、73分にモラタとガビを下げてアセンシオとコケを、80分にM・ジョレンテを下げてソレールを投入。すると82分、ブスケッツのサイドチェンジを左サイドで受けたアセンシオがカットインから右足を振り抜いたが、シュートは相手GKの正面を突いた。
対するスイスは86分、GKゾンマーのロングフィードを敵陣右サイドで収めたセフェロビッチが飛び出したGKウナイ・シモンをうまくかわしラストパス。これをバイタルエリア手前で受けたエンボロがダイレクトでゴールを狙ったが、シュートは枠の左へ大きく外れた。
結局、試合はそのまま0-1でタイムアップ。サラビアのゴールで逃げ切ったスペインが今大会初勝利。対するスイスは3連敗となった。