日本代表MF守田英正(27)が、スポルティングCP移籍が実現した時の思いやFIFAワールドカップ・カタール大会への意気込みを語った。14日、ポルトガルメディア『Jornal Sporting』が伝えている。

 守田英正はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララ在籍時、主力選手として活躍。スュペル・リグ(トルコ1部)のフェネルバフチェなど複数クラブから関心を寄せられる中、今月1日にスポルティングCP移籍が正式決定している。

 そして今月4日にはポルトガル2部UDヴィラフランクエンセとの練習試合でデビュー。13日の練習試合・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦では自らの縦パスからPKを誘発し、先制ゴールを演出するなどアピールに成功している。

 そんな守田英正は現地メディアのインタビューに対応。「これまでのフットボールキャリアの中で最大の挑戦ですね。2、3年前、川崎フロンターレにいたときは、ここに来るとは想像もしていませんでした。昨シーズン、リーグカップとスーパーカップを制したスポルティングCPに来たことは、自分にとって最高の決断でしたね」とスポルティングCP移籍を振り返っている。

 またスポルティングCP率いるルベン・アモリム監督との関係性や指揮官の戦術との相性を聞かれると「より長い時間ボールを保持しますし、より攻撃的なので僕の好むプレースタイルですね。監督は英語がとても上手ですし、(監督の指示は)よく理解できます」と、順調ぶりをアピールしている。

 守田英正は日本代表でも主力選手として、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選を戦っていた。先月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022ではコンディション不良により全試合欠場を余儀なくされたが、カタールW杯本大会でのプレーが期待されている。

 同選手はカタールW杯に出場する可能性を聞かれると「日本サッカー界にとって良い時代になっています。選手たちはどんどんレベルアップしています。だから、自分もレベルアップのために全力を尽くしたいですね」

 「今年は僕のフットボールキャリアの中で最も重要な年です。ベストを尽くしたいですし、決勝トーナメントに進出できればいいのですが、(スペイン、ドイツ、コスタリカと)かなり難しいグループに入っています」

 「UEFAチャンピオンズリーグでプレーすることもそうですが、日本代表の一員としてワールドカップでプレーすることも僕の夢ですね。もちろん、今スポルティングCPという最もレベルの高いクラブでプレーしていることも、日本代表招集を後押しするかもしれないですね」と回答。スポルティングCPへの移籍でカタールW杯出場の可能性が高まったという認識を示した。

 スポルティングCPはこの後、ビジャレアル、ローマ、ウルバーハンプトン・ワンダラーズとの練習試合を予定している。新天地でレギュラーをつかむためにも、守田英正は練習試合で本来のパフォーマンスを発揮したいところだ。