■10月15日/ブンデスリーガ第10節 フランクフルト5ー1レバークーゼン
サッカー日本代表・鎌田大地が絶好調だ。現地時間の15日にホームで行われたレバークーゼン戦に先発出場。先制点を含む2得点を決めてチームの勝利に貢献した。
序盤からゴールの匂いを漂わせ続けたフランクフルトに先制点がもたらされたのは、前半の終了間際だ。ペナルティエリア内で味方選手が倒されてPKを獲得。キッカーのポジションに立ったのは背番号9を背負うFWコロ・ムアニ。ストライカーが蹴ったボールは相手GKに阻止されてしまい、アウェイチームに勢いを持っていかれるかと思われたが、VARが介入。GKフラデツキーがゴールラインから離れていたとして、蹴り直しの判定となったのだ。
やり直しPKでキッカーとなったのが鎌田だ。腰に手を当てて息を吐いた日本代表は、助走すると右側に速いシュートを選択。相手GKがコースを読みかけたものの、見事にゴールネットを揺らしてみせた。
1点ビハインドのアウェイチームは、後半開始と同時に2人を交代。そして、同11分に同点弾を決める。ホームチームとしては嫌な展開になったが、直後にコロ・ムアニが勝ち越し弾を奪うと、後半20分にリンドストロームが追加点を奪って2点リードする。
■2度目は低い弾道!
さらに、フランクフルトにチャンスが訪れる。後半25分、コロ・ムアニがペナルティエリア内でファールを受けて、相手選手の退場と同時にPKを獲得。ここで再びキッカーを任されたのが鎌田だ。1点目とは違い、今度は左下の隅に低い弾道のキックで蹴り込み、今季6得点目を決めて見せた。
その後、フランクフルトはさらに追加点を奪って5-1で大勝。鎌田個人としても、チームとしてもうれしい結果となった。
この活躍に、ネット上では称賛の声が挙がっている。
「PK任されてホントにチームの中心」
「え、鎌田ってPKも任せられてるのか すごいな」
「PKやり直しで決めてくれてよかった~」
「だって何考えてるか全く分からん顔してるやん笑笑」
「うめぇなあ」
PKの蹴り直し役、さらには、1試合2度のPKという難しい役回りではあったものの、相手に心の内を読ませない無表情のままに2度のチャンスをきっちりと決め、さらに信頼を得る結果となった。
カタールワールドカップに向けて、ますます調子を上向きにしている鎌田。さらなる活躍が期待できそうだ。