チェルシーは15日、同クラブ所属のイングランド代表DFリース・ジェームズの負傷状況について発表した。

 チェルシーで右サイドバック(SB)や右ウイングバック(WB)の主力として活躍しているR・ジェームズ。今季もここまでプレミアリーグで7試合出場1得点1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で4試合出場1得点1アシストという成績を残している。

 そんなR・ジェームズは現地時間11日に行われたCL・グループE第4節のミラン戦(2-0○)で、相手選手と接触しヒザを負傷。状態が心配されていたが、チェルシーのメディカル部門による治療や専門医の診察の結果、8週間の離脱を余儀なくされることが判明したという。同選手は今後、リハビリテーションプログラムを受ける予定だと発表されている。

 イングランド代表でも主要メンバーの一人として活躍しているR・ジェームズ。来月中旬に開幕するFIFAワールドカップカタール2022への出場も期待されていたが、今回の負傷により同大会を欠場することが濃厚となった。

 イングランド代表ではR・ジェームズと同ポジションを主戦場とする選手の負傷が現在相次いでいる。DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・C)は左足そけい部の手術を行ったことが発表されており、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)も足首を負傷し、戦線離脱を余儀なくされている。こうした事態を受け、イギリスメディア『BBC』はニューカッスル所属のDFキーラン・トリッピアーが代表メンバー入りの有力候補になる可能性が高いと指摘している。

 なお、R・ジェームズ本人は今回の負傷に関し、自身の公式Twitter(@ReeceJames)にコメントを投稿。「時間との競争が始まっている。しかし、私たちは決して諦めない」とワールドカップに臨む最終メンバー入りへの意欲を示している。