ベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、負傷離脱中のインテルに所属している同国代表FWロメル・ルカクをFIFAワールドカップカタール2022メンバーに招集した理由を明かした。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
今夏にチェルシーからのレンタル移籍で1年ぶりにインテルに復帰したルカクだが、シーズン序盤から左太ももの負傷で戦列を離脱。約2カ月の離脱を強いられると、10月26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループC第5節のヴィクトリア・プルゼニ戦で復帰し、ゴールを記録したものの、その後に左太ももの負傷が再発し、再び戦線離脱を余儀なくされている。
それでも、マルティネス監督は10日に発表したW杯に臨むベルギー代表にルカクを招集。この理由について聞かれた同監督は「彼が医学的に万全な状態ではないことは明らかだが、直近の3日間はとてもポジティブなものだった。我々はロメルにフィットするまでの時間を与える」と時間がかかることを認めた一方で、重要な選手の1人であることも強調した。
「現段階では、彼は(グループFの)3試合のうちの1試合には出場できると考えている。しかし、彼の状態について常に確認し続けるし、決断を下す11月22日まで時間はまだある」
「彼の状況は以前、EUROに向けた準備段階での(アクセル・)ヴィツェルや、2018年(W杯)のヴァンサン・コンパニと似ている。我々にとっては例外的な状況ではない。彼にはできる限り大きな役割を担ってもらいたいと思っている」