フォラント

 リーグ・アン第15節が行われ、FW南野拓実が所属するモナコがマルセイユと対戦した。

 前節終了時点で4位のマルセイユと5位のモナコによる上位決戦。勝ち点で並んでいる両チームの一戦は、35分、マルセイユがアレクシス・サンチェスの芸術的なFKによって先制する。しかしモナコも前半終了間際にPKを獲得すると、エースのベン・イェデルがパネンカを決めて同点とした。

 追いついたモナコは1-1で迎えた72分、スルーパスに抜け出したケヴィン・フォラントが左足でゴールネットを揺らし、ついに逆転に成功する。しかしスコアをひっくり返されたマルセイユも83分、クロスの混戦から最後はジョルダン・ヴェレトゥが決めて追いつくと、終了間際の90+8分には、ディミトリ・パイェのFKにセアド・コラシナツが頭で合わせ、土壇場で再逆転を果たした。

 このまま試合は終了。上位決戦で劇的な勝利を収めたマルセイユは、リーグ4位の座をキープした。一方、ホームで敗れたモナコは6位へ転落。南野はW杯前最後の一戦で出場機会がなかった。

 この試合を最後に、リーグ・アンはワールドカップによる中断期間へ。中断明けの次節、モナコは12月28日にアウェイでオセールと、マルセイユは同日にホームでトゥールーズと対戦する。

【スコア】
モナコ 2-3 マルセイユ

【得点者】
0-1 35分 アレクシス・サンチェス(マルセイユ)
1-1 45分 ウィサム・ベン・イェデル(PK/モナコ)
2-1 72分 ケヴィン・フォラント(モナコ)
2-2 83分 ジョルダン・ヴェレトゥ(マルセイユ)
2-3 90+8分 セアド・コラシナツ(マルセイユ)