現地時間14日、FIFAワールドカップカタールに向けて準備を進めるサッカー日本代表に、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属の板倉滉が合流した。9月に左ひざ内側側副じん帯を部分断裂した板倉は、11日のリーグ戦で実践復帰。ケガをした際の心境について語っている。

 板倉は9月12日のトレーニング中に負傷した。「(ケガを)やった瞬間、これは厳しいなって思いはあった。膝のケガっていうのも初めてだったんで、ケガした瞬間はW杯厳しいんじゃないかなっていうのは思いました」と、当時の率直な心境を吐露している。

「その後の検査でギリギリ間に合うかもって話を受けて、そこから僕としての目標も決まった。そこに向けていい状態で仕上げていくって目標に変わったので、そういう意味ではいいリハビリ生活を送れたかなと思います。できることは全部やろうと思ってやってました」

「やっぱリハビリやってく中でなかなかもう一段階よくなってほしいところが進まないとか、そういうふうになると多少ちょっと不安になったりとかはありましたけど、そういった意味での焦りはあった」

 膝のケガが初めてだったこともあり、リハビリの中で不安や焦りもあったという。しかし、その後の懸命なリハビリもあり、ワールドカップ前最後のリーグ戦で復帰にこぎつけた。

 さらに、日本代表キャプテンの吉田麻也のサポートも板倉の支えとなった。吉田はリハビリ中に板倉の家を訪れていた。

「麻也君も同じケガをしていたこともあるし、家も近かったっていうのもあって、よくコミュニケーションも取っていた。僕の家にコラーゲンショットをたくさん持ってきてくれたんで、それを飲んでるときが一番膝が治ってるなと思ってました(苦笑)」

 心強いサポートを受けて実践復帰を果たした板倉滉は、ワールドカップに向けてさらにコンディションを上げていく。日本代表にとっては心強い選手が1人、チームに合流した。

(取材:元川悦子【カタール】、構成:編集部)

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