明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパス所属の日本代表MF相馬勇紀(25)は、FIFAワールドカップ・カタール大会での活躍が期待されている。そんな中で欧州移籍の可能性が報じられたことに、日本のサッカーファンの間では実現を願う声が沸き起こっている。
相馬勇紀は2019年6月にU22日本代表の一員としてトゥーロン国際大会に臨んだほか、12月開催のE-1選手権(旧東アジアサッカー選手権)で森保一率いる日本代表に初選出。昨年には東京五輪の舞台に立っていた。
またカタールW杯アジア最終予選では全試合メンバー外。今年6月開催のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でも招集されなかったが、7月のE-1選手権・決勝大会で3ゴール2アシストをマーク。9月27日のエクアドル戦でもMF三笘薫(25)にかわって途中出場すると、カタールW杯メンバー入りを果たしている。
そんな相馬勇紀の去就については、17日になってドイツやオランダ国内のクラブによる獲得調査が進んでいると一部メディアが報道。これには「相馬勇紀もいよいよ海外挑戦か」、「W杯でアピール必至だな」といった声が上がっているほか、名古屋グランパスサポーターからは「覚悟していたけど…」、「これで補強が必要になった」といったコメントが寄せられている。
また一部からは「フランクフルトなのでは?」と移籍先の予想も見られている。日本代表MF鎌田大地(26)や元日本代表MF長谷部誠(38)を擁するアイントラハト・フランクフルトは、今月15日に「ブンデスリーガジャパンツアー2022」開催により来日。16日の浦和レッズ戦で2-4と敗れており、中2日でガンバ大阪戦に挑む。
なお相馬勇紀はA代表での出場試合数が少ないものの、イタリアメディア『カルチョメルカート』は同選手を警戒。今月14日掲載の日本代表メンバーの特集記事において「彼には途中からピッチに立って、試合の行方を左右するだけのクオリティがある」と評している。