評価は上がり続けている

欧州で活躍している韓国代表の選手といえばトッテナムのソン・フンミンの名前が挙がる。アジア人離れした身体能力を武器に、プレミアリーグで得点を量産しており、昨季は23ゴールと得点王に輝いた。今季は少し出遅れたが、それでも3ゴール2アシストと調子を取り戻し始めている。

そんなソン・フンミンに続いて欧州で素晴らしい活躍を披露している韓国代表の選手がいる。DFキム・ミンジェだ。

昨季までのトルコのフェネルバフチェでプレイしており、今夏の移籍市場でセリエAのナポリにやってきたキム・ミンジェ。すでにナポリでは主力のセンターバックであり、アミル・ラフマニとのコンビは鉄板だ。

キム・ミンジェは190cmとサイズのあるCBで、空中戦で強みを発揮する。セリエAでの空中戦勝利数ランキングでは43回とリーグ3位の好成績であり、ロングボールはこのキム・ミンジェが跳ね返す。この強さは守備だけでなく、攻撃でも生かされており、4-0と勝利したモンツァ戦ではヘディングからゴールを決めている。

ここまで印象的な活躍を披露すると、お金に余裕があるプレミアリーグのクラブが黙っていない。英『90min』によると、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとしたプレミアのクラブがすでにキム・ミンジェに興味を示しているようだ。

ユナイテッドはこの冬ハリー・マグワイアの売却を検討しており、現実となればキム・ミンジェの獲得に動くかもしれない。190cmとプレミアで戦えるサイズは備えており、組み立てでも貢献できる。

ジョージア代表のクヴィチャ・クワラツヘリアと共に評価を上げているキム・ミンジェ。韓国代表としてワールドカップ・カタール大会に出場することが決まっており、さらに評価を高めるかもしれない(データは『SofaScore』より)。