ロナウドはマンUで通算346試合に出場して145ゴールを記録

 イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドは現地時間11月22日、双方の合意によりポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの契約を解除したことを公式発表した。

 ユナイテッドは声明で、ロナウドが「直ちにチームを離れる」としている。そのうえで「オールド・トラッフォードでの2度の在籍期間中に、346試合に出場して145ゴールを挙げ、多大な貢献をした彼に感謝するとともに、彼と彼の家族の今後の幸せを願っている」とした。

 ロナウドは今月に入り、英メディア「トークTV」で旧知のジャーナリストによるインタビューを受け、エリック・テン・ハフ監督について「リスペクトをしていない」と発言するなど、クラブに対する批判的な言動を連発。ユナイテッドはインタビューが数回にわたって公開されるものだったことから、すべてを把握してから対応するとしていた。

 この声明ではそうした事情も加味してか、「マンチェスター・ユナイテッドは全員が、エリック・テン・ハフ監督の下でチームの成長を継続させ、ピッチ上で成功を収めるために協力することに引き続き集中していく」とも記された。

 現在、カタール・ワールドカップ(W杯)に出場するためにポルトガル代表に合流しているロナウドだが、前日には記者会見にサプライズ出席して「僕の人生において、最高のタイミングは常に僕のタイミングだ」、「他の人がどう思うかなんて考える必要はない。僕は自分が話したいときに話す」などとも発言していたが、この発表が念頭にあったのかもしれない。

 今夏もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を持つクラブへの移籍を模索したことがニュースになっていたが、代理人のジョルジュ・メンデス氏はロナウドの次の所属先を見つけるために奔走することになりそうだ。唯我独尊のストライカーになりつつあるロナウドは、次なるキャリアにどのような展開を求めることになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)