W杯初戦でドイツ代表と対戦、ギュンドアンのPK失点で0-1ハーフタイム
日本代表は11月23日にカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でドイツ代表と対戦。0-1で折り返した前半、日本のボール保持率はわずかに17%だった。
初戦を迎えた日本は4-2-3-1システムを採用して臨んだが、序盤からドイツにボールを制圧された。その結果、国際サッカー連盟(FIFA)が公開したデータではドイツのボール保持率が72%、日本が17%、どちらのボールでもない状態が11%というデータが公開されている。
また、シュート数はドイツの13本に対して日本はわずかに1本。そのうち枠内シュートは4本と0本で、ドイツは5本のシュートをペナルティーエリア内から放っている。
アタッキングサードへの侵入回数では、ドイツの合計46回に対して日本は5回。ドイツは5レーンに分割されたうちの両サイドが13回ずつで、中央の3レーンからも合計20回の侵入があり、ピッチを幅広く使ってバランスよく攻撃している部分が明らかになっている。
また、ドイツが日本の最終ラインと中盤の間でパスを受けた回数も86回を数え、日本がボールの奪いどころを見つけられていないことが浮き彫りになった。試合の中では前半8分にMF鎌田大地がMFイルカイ・ギュンドアンからボールを奪って速攻を仕掛け、最後はFW前田大然が押し込むもオフサイド判定という場面もあったが、そのような場面を狙って再現できていない。
ドイツはパス本数477本で444本が成功。日本は99本のパスで65本が成功というデータを見ても、日本はドイツがボールを動かすところに狙いをつけられず、待ち構えているだけの状態になっていることが明確になっている。ギュンドアンのPKによる1点で乗り切ったという見方すらできる前半だが、後半どのようにしてビハインドを挽回できるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)