長年ジェフユナイテッド千葉で活躍し、2006年には双子の弟・寿人氏と日本代表同時出場を果たした佐藤勇人氏が12月18日、知られざるエピソードを披露した。
日本時間同日、カタール・ワールドカップの3位決定戦が行なわれ、世界的スターのルカ・モドリッチを擁するクロアチアと、アフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコが激突。決勝トーナメント1回戦で、日本をPK戦の末に破った前者が2-1で接戦を制した。
モドリッチはフル出場で奮闘。37歳という年齢を全く感じさせないアグレッシブなプレーで、チームに勝利を呼び込んだ。
勇人氏はこのモドリッチと、ちょっとした“接点”があるという。3位決定戦の最中、ツイッターを更新し、こんな秘話を明かしたのだ。
「2005年のトルコキャンプでディナモザグレブと試合をしました。試合前、オシムさんが自分に『勇人がマッチアップする選手はとても良い選手。数年後にはビッククラブでプレーしている』と言われました。その選手がルカ・モドリッチ」
クロアチアの英雄は、イビチャ・オシム監督の予想通り、2008年に母国の名門から当時の同クラブ史上最高額の移籍金でトッテナムへ。そして2012年に現在もバリバリの主力としてプレーするレアル・マドリーに渡った。
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どうやら勇人氏は、ブレイク寸前のモドリッチとマッチアップしていたようだ。ファンからはその対戦経験と、オシム監督の慧眼に驚きの声が上がっている。
「ま、マジかよ」
「世界一とマッチアップしてたんすね」
「実際に対戦してみての感想も伺いたい」
「すげーやはりオシムの眼」
「2005年時点でモドリッチを見抜いたオシムさんの慧眼半端ないな」
「考えて走る。仲間のために走る。オシムさんの理想形は今大会のモドリッチに一番近いのかも」
「オシムの考えるサッカーを究極に体現してるのがモドリッチな気がする」
「スゴい話だな。さすがのオシムさん」
オシム氏は惜しまれつつ、今年80歳で逝去。「今回のW杯や日本vsクロアチアについて意見を聞いてみたかったなぁ」という声もあった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部