日本代表のFW町野修斗(湘南ベルマーレ)が、中国代表選を振り返った。

19日に開幕したEAFF E-1サッカー選手権。日本は初戦で香港代表相手に6-0と快勝を収めた中、24日に行われた中国代表戦では11名を入れ替えて臨んだものの、0-0のゴールレスドローに終わった。

再三チャンスを作りながらも決定力を欠き、中国の堅い守備の前にノーゴールに終わった日本。町野は攻撃を活性化させるために62分から出場した。

なかなかゴールをこじ開けるチャンスがなく引き分けに終わったが、「結果に関しては、チャンスが多くある中で決めきれないというのは悔しいですし、ダメだったところです」とコメント。「ただ、内容に関してはチャンスの数も全然違いましたし、戦うところは勝っていたと思います。結果だけが必要でした」と、ゴール、勝利以外の部分は手応えを感じていたようだ。

ただ、勝たなければいけないというプレッシャーはあるもの。「Jリーグでもチャンスを作れても勝てずに引き分けるというのはたくさん経験してきました。どの試合も変わらず大事だなと思います」と、日本代表だからということはなく、常にチャンスがあって生かせないことは悔しいようだ。

中国戦の結果にかかわらず、27日の韓国代表戦では勝利が求められる日本だったが「最後のクオリティをもっと上げないといけないですし、チャンスは少なからずあったので、次の韓国戦はしっかりチャンスを生かせるように、決め切れるようにしたいです」と町野は意気込み。「集まった初日から目標は優勝ということで、中国戦に勝っていたとしても韓国戦で勝つことはマストなので、しっかり準備したいです」と、勝利のみを目指すことは最初から変わらないという。

そのために必要なことについては「しっかり起点になること。チャンスは多くなっていくと思うので、ゴール前でしっかり仕事ができるように、気持ちも準備していきたいと思います」とゴールを決めるための準備を整えておきたいとした。

その日韓戦については「絶対に勝たなければいけない相手だと思いますし、かなり激しい戦いが90分続くと思います」とし、「覚悟と自信を持って挑みたいと思います」と、強い覚悟で望む一戦になるとした。

また「準備を大切にしていて、パスが来る前にゴールへのイメージを作っておくことが大事だと最近感じています」とし、「予想していない時にチャンスが来ると、焦ってしまって、少しでもあるとミスになるというのは感じています」と、気持ちも含めての準備が整っていなければ、ゴールを決めることは難しいと感じているとのこと。目標に掲げた3点まであと1点。町野のゴールで日本が2度目の優勝を勝ち取れるか注目だ。