■10月2日/ラ・リーガ第7節 ジローナ3-5レアル・ソシエダ
10月2日、サッカー日本代表・久保建英が所属するレアル・ソシエダは敵地でジローナと対戦。5-3で勝利した。
5点を奪ったソシエダの攻撃の口火を切ったのは、久保のクロスだった。前半8分、左サイドで元スペイン代表MFダビド・シルバのスルーパスに反応した日本代表が相手DFと並走しながらペナルティエリア内で縦にスプリント。左足でゴール前にグラウンダーのボールを送ると、これに合わせたのがFWセルロート。ファーに走り込んで右足で合わせ、ゴールネットを揺らしたのだ。
先制したソシエダだったが、前半23分、27分と立て続けに失点。逆転されるが、同42分に同点として後半に折り返す。しかし立ち上がり早々の後半3分に失点。それでも同21分、26分にゴールして逆転する。
乱打戦となった展開に、久保が終止符を打つ。後半40分、相手選手がソシエダ陣内に押し込んだ展開からボールを奪うと、右サイドを走るD・シルバへとボールが渡ってカウンター発動。相手選手2人が戻る状況で、久保は左に膨らみながらゴール前へと走る。
2対2の状況でペナルティエリア手前に達したシルバは、左の久保へ。これを吸い付くようなトラップで収めると、相手DFが対峙した状況で、一瞬だけ縦に見せた動きから左足一閃。素早く振り抜き、ファーのコースを射抜いた。シルバと2人で攻撃を完結させたのだ。
久保の点数で5点目と奪ったソシエダは、このまま試合終了で白星をゲットした。
■「覚醒したな」
久保にとってはこれが今季2点目。9月27日のエクアドル戦で出番がなかったものの、23日のアメリカ戦に先発出場しており、代表合宿からチームに戻って最初の試合で1ゴール1アシストという見事な結果を残した。
ゴール事態も調子の良さをうかがわせるもので、以下のようなコメントがSNS上に並んだ。
「ゴラッソーーーー!!!!」
「覚醒したな」
「振り抜きが早い 際どいコースによく決めた」
「久保くん上手くて草」
「得点シーンがすごすぎる。これは移籍大正解かもしれない。ケガなく頑張ってほしい!!」
「久保とシルバのお互いにわかってる感めっちゃ好き!!」
今季から所属するソシエダで躍動する久保は、カタールに向けてさらに調子を上向きにしそうだ。