チェルシーでは主力になりきれていない

今季はリーグ戦わずか4ゴールに終わってしまったチェルシーのFWティモ・ヴェルナー。今夏中の移籍も噂されており、古巣ライプツィヒへの復帰が加速しているようだ。

ヴェルナーは2019-20シーズンにブンデスリーガで28ゴールを記録。シーズン終了後の2020年夏にチェルシーへと加入した。

しかし、ここまではライプツィヒ時代のような活躍を見せられておらず、チェルシー在籍2シーズンでリーグ戦10ゴールしか奪うことができていない。昨季は出場機会も1年目より減らしており、負傷などもあったとは言え、リーグ戦出場21試合、うち先発出場は15試合に留まっている。

今夏は、ユヴェントスやニューカッスル・ユナイテッドといったクラブもヴェルナーの移籍先として浮上していたが、独『Sky Sport』によれば、ライプツィヒへの復帰が目前まで迫っているという。ヴェルナーは11月に行われるカタールW杯に向け、ドイツ代表の攻撃陣で一番手になりたいと考えており、今季前半でできるだけアピールしたいと考えているようだ。

しかし、同メディアによれば、トーマス・トゥヘル監督はヴェルナーの放出を拒否している模様。今夏はFWラヒーム・スターリングをマンチェスター・シティから迎え入れたが、FWロメル・ルカクを失っており、CFとして計算できるヴェルナーは手元に残しておきたいのだろう。

調子を取り戻すとなれば、良いイメージのある古巣ライプツィヒへの復帰が最良の選択なのかもしれないが、前回所属時とは監督や選手が変わっており、当然リスクは0ではない。動き自体は悪くないだけに、何かきっかけを掴めばチェルシーでも爆発できそうだが、このタイミングでの退団はヴェルナーにとって吉と出るのか。