■8月27日/ベルギー1部第6節 シントトロイデン 3ー1 メヘレン

 8月27日、ベルギー1部第6節4試合が各地で行われ、シントトロイデンがホームにメヘレンを迎えて対戦した。香川真司、岡崎慎司、シュミット・ダニエル、林大地、橋岡大樹の日本人選手5人が先発出場した。

 後半8分にアウェイチームに先制ゴール許した直後、チームを救ったのは林と香川だった。最終ラインからのロングボールに林が反応。裏に抜け出そうと猛ダッシュする日本代表FWを、相手DFがペナルティエリア内で背後から倒してしまったのだ。

 これで得たPKのチャンスで、キッカーとなったのは香川。細かくステップを刻むと、一度動きを止めたうえで右足シュート。相手GKとの駆け引きを制したうえで、ゴールやや左に豪快に突き刺したのだ。

 香川のベルギー初ゴールに、SNS上では以下のようなコメントが上げられた。
「ロシアワールドカップの時と同じ感じでタイミングはずすのと、キーパーの重心ずらすのが上手い…」
「細かく上手いな。キーパーノーチャン」
「PKうますぎる キーパーのタイミング外すのがうまい」
「やっぱり巧いな」

 背番号10の技巧的なPKで、シントトロイデンはホームで同点に追いついた。

■スペイン2部以来のゴール

 後半28分に林に代わって入ったFWブルーノが後半31分に逆転弾を決めると、アディショナルタイムに追加点を奪って3-1で試合終了。シントトロイデンは今季初の連勝を飾った。

 香川、岡崎、シュミット、橋岡はフル出場して勝利に貢献。前所属のギリシャ時代に無得点だった香川にとっては、スペイン2部サラゴサに所属時以来のゴールとなった。

 チームは6戦して2勝3分1敗で現在7位。このホーム初勝利で、上位進出へ勢いがつきそうだ。