元日本代表FWの城彰二氏が9月7日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で最新コンテンツを公開。日本代表の人気について語った。

 11月に迫ったカタール・ワールドカップを前に、城氏は盛り上がりが欠けていると危機感をあらわにする。日本代表が1998年のフランス大会から7大会連続で出場していることもあり、ファン・サポーターに“慣れ”があると指摘。

 現状を「昔よりもコアなファンの方がすごく増えた。サッカーを知る人たちが増えてきた」一方で、「“にわかファン”が大事だと思っている。極端に減った」と分析する。

“にわかファン”が減った原因は「スター選手がいない。技術は上がったけど」として、プレーとともに“ビッグマウス”でも注目された本田圭佑と比較し「ド派手な選手、キャラの立つ選手がいない」と訴える。選手が「優等生だもん。発言聞くと」として、それでは関心が薄れてしまうという考えだ。
 
 また、森保一監督について「まじめな方で、すごく良い方」と認めつつも、「人を引き付けるというか『森保監督は何するんだろう』というのがない」とバッサリ。具体例に、試合後のインタビューで感情を前面に出したJ2水戸ホーリーホックの秋葉忠宏監督を挙げ、「エンターテインメントだから必要だと思う。見せ方は、森保監督は少し足りない」「性格を変えるのは難しい」とし、協会がバックアップして工夫すべきと主張した。

「サッカーを好きだし応援している人は、たくさんいると思うんだけど…」と、城氏は現状にもどかしさを感じている様子だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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