サークル・ブルッヘ所属FW上田綺世(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りが期待されている。そんな上田綺世は2日、ベルギー1部リーグ戦で途中出場したが、起用法が再び議論の対象となっている。

 上田綺世は今年7月、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。当初は本職ではないトップ下での起用がつづき物議を醸していたが、8月からトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)との前線2トップコンビが定着している。

 また8月27日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節・ズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールをあげたほか、先月17日の第9節・KVオーステンデ戦では今季2得点目をマーク。KVオーステンデ戦後に日本代表へ合流すると、27日のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦では後半キックオフから出場。ポストプレーからのチャンス演出により、存在感を発揮していた。

 しかしサークル・ブルッヘ指揮官は第10節・ヘント戦で「3-4-2-1」のシステムに変更。前線1トップでデンキーを先発起用したこともあり、上田綺世はベンチスタートとなっていた。

 そして同選手は72分から出場したものの、左サイドでプレー。積極的にシュートを撃つなど持ち味を発揮したが、チームが逆転勝利を収める中でゴールを決めることはできなかった。

 すると、ツイッター上では日本のSNSユーザーから「綺世、左サイドで使われているのか?」、「なぜ綺世よりもデンキーなんだ」、「どう見ても前線の方がいい」といった監督の起用法に対する批判が噴出。

 「綺世、マジでもっと良いクラブへ行ってくれ…」、「上田綺世はとんでもないチームに入ったな」、「サークル・ブルッヘ勝ったけど酷すぎる」といった声も多く上がっている。

 なおサークル・ブルッヘはヘント戦で今季リーグ戦2勝目をマーク。それでも10試合で勝ち点9の獲得にとどまっており、18クラブ中17位に沈んでいる。