スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也(29)は、今月2日のリーグアン第9節・トロワ戦で1ゴール1アシストをあげたものの一発退場。リーグ・ド・フットボール・プロフェッショネル(LFP)の規律委員会から厳しい処分が下された。

 同選手は今年7月末にKRCヘンクからスタッド・ランスへ完全移籍。8月14日のリーグアン第2節・クレルモン戦で公式戦デビューを果たすと、以降は前線2トップの一角でレギュラーに定着している。

 そんな伊東純也はトロワ戦でも先発出場すると、12分に右サイドから鋭いクロスをゴール前に供給してFWフォラリン・バログン(21)の先制ゴールをアシスト。1-1で迎えた54分には、右サイドからのクロスに頭で合わせてスタッド・ランス移籍後3ゴール目をあげていた。

 しかし直後の56分、ボールを奪おうと相手選手にコンタクトしたところ、右足裏が相手選手の左ひざを直撃。主審からレッドカードを提示されている。

 フランス国内の複数メディアは、伊東純也について「今月8日のパリ・サンジェルマン戦で出場停止処分を受ける」と報じていた。その中、LFP規律委員会は同選手の処分内容について「パリ・サンジェルマン戦とロリアン戦(今月15日開催)の2試合で出場停止」と公式発表している。

 なお英国のスポーツ分析会社『Optaスポーツ』は「リーグアン1試合でゴール・アシストをあげ、退場となった選手」を紹介。2006/07シーズン以降では伊東純也やPSG所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(23)など5選手しかおらず、珍しい記録となっている。

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リーグアン1試合でゴール・アシストをあげ、退場となった選手一覧(2006/07シーズン以降)

ママドゥ・バガヨコ(ナント)-2009

シェイク・ディアバテ(ボルドー)-2014

ジェームズ・レア・シリキ(レンヌ)-2018

キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)-2018

伊東純也(スタッド・ランス)-2022

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