10月15日、FIFAワールドカップの公式インスタグラムが1枚のイラストを公開した。そこに描かれているのは、これまでの歴代大会の名場面を集めたものだ。

「最も象徴的な瞬間をいくつか。決して忘れられないのはどれ?」のテキストとともに投稿された画像には、栄光の一コマが30以上も描かれている。アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナがトロフィーにキスをした瞬間、フランス代表ジネディーヌ・ジダン、スペイン代表に優勝をもたらした現ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタの咆哮、フランス代表キリアン・エムバペのゴール・パフォーマンスなどだ。

 他にも、マラドーナの“神の手”の瞬間や、クリスティアーノ・ロナウドの雄たけび、ロナウジーニョのシュートなど、いくつもの歴史が刻まれている。

 このイラストには世界中から多くの声が寄せられている。
「2002年のロナウド!」
「オランダ戦で決めたイニエスタのゴール」
「2006年のフランスとイタリアのPK戦だね」
「2014年のファン・ペルシーのヘディング弾!」
「2018年のクロアチア」
「2002年のトルコ」

 どのコメントも興奮に満ちあふれたもので、それぞれの思い出が蘇っているようだ。また、セネガルサッカー協会もコメントしており、「セネガル対フランス2002年のディオップのゴール」を挙げている。

■「ネイマールはどこにいるの?」の声

 一方で多かったのは、「ネイマールはどこにいるの?」といったものだ。現在のブラジル代表の10番はイラストの中に描かれていない。2014年と2018年の2大会に出場しているこのブラジル代表だが、ワールドカップのタイトルは手に入れたことがない。過去最高成績は2018年の4位で、カタールで栄光を手にできるか注目が集まっている。

 カタールワールドカップは11月20日に開幕する。中東初開催となる今大会で、どのようなドラマが生まれるのか、注目だ。