【プレミアリーグ】トッテナム1-2ニューカッスル(日本時間10月24日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

トッテナムのエースが決めたさすがの一撃だった。イングランド代表・ケインは、CKからヘディングで今季10点目をマーク。相手と競り合いながら体勢を崩されてもなお、ヘディングで決め切る技術と執念。ファンは「やっぱこの人」「ケインしか勝たん」と大いに盛り上がった。

【映像】絶対的信頼感 「ケインしか勝たん」

ホーム「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」で今季無敗のトッテナムだったが、この日はニューカッスルを相手に前半で2点ビハインドと苦しんでいた。反撃の糸口をつかむためにもまずは1点というなかで54分、エースが期待通りの活躍をみせた。

左CKを獲得したトッテナムは、韓国代表ソン・フンミンがボールを入れると、フランス代表・ラングレがニアでわずかにコースを変える。この軌道の先に走り込んだのが、エース・ケイン。イングランド代表では同僚でもある相手DF・トリッピアーと競り合いになりながらも相手と入れ替わり、体勢が完全に崩れているにもかかわらず頭でシュートをねじ込んだ。

これまで数々のゴールで観客を魅了し、熱狂に導いてきた“イケてる”男、ケインは、今季12試合目ですでに10ゴールをマーク。ABEMAの視聴者は「やっぱこの人」「ポジションでもう勝ち」「ケインしか勝たん」と大興奮。VARチェックでオフサイドが審議されたもののゴールが認められ、ライン際のギリギリの駆け引きを見せたケインの技術と執念が際立った。

解説のベン・メイブリー氏は「(今日は)ずっとトリッピアー対ケインでしたけど、ケインの方が強かった。ニアで逸らしてファーでケインが受けるようなサインプレーでした」と称賛。デザインされたプレーの終着点はやはりこの男しかいない。まさに“やっぱこの人”だった。

しかし、その後は追加点を奪えないまま、トッテナムは1-2で敗戦。暫定で3位につけるトッテナムだが、直近5試合で3敗を喫するなど、やや好調の流れにかげりを見せている。

(ABEMA/プレミアリーグ)