日本に押し込まれる展開のなか、ワンチャンスを生かして今大会初勝利
日本代表は11月27日のカタール・ワールドカップ(W杯)第2戦でコスタリカ代表に0-1の敗戦。イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は、この試合でコスタリカが1966年大会から初の「ペナルティーエリア(PA)内でタッチ数2回のみの勝利」を手にしたと報じている。
日本は初戦でドイツ代表を2-1で敗る金星を挙げて迎えた第2戦に、DF山根視来、MF守田英正、MF堂安律、MF相馬勇紀、FW上田綺世の5人をスタメン変更で送り込んだ。DF酒井宏樹とDF冨安健洋は負傷が伝えられたが、初戦のゴールに絡んだMF南野拓実やMF三笘薫、FW浅野拓磨は再びベンチスタートだった。
膠着状態に陥った前半途中から日本はドイツ戦と同様にシステム変更。後半にはDF伊藤洋輝やMF伊東純也に加えて上記の3選手をドイツ戦と同様に投入したが、最後まで打開できず。逆に後半36分、伊藤からDF吉田麻也、MF守田英正と浮き球でつないでいこうとしたところで奪われ、相手DFケイセル・フレールの左足シュートが枠内に。ふわりとしたボールにGK権田修一はうまく合わせ切れず、手に触ったボールがゴールに吸い込まれてしまった。
同メディアはこの試合について「コスタリカの日本戦の勝利は、1966年以来W杯における代表チームの中で最も少ない、ペナルティーエリア内で2回のみのタッチで達成されたものだった」と報じた。
W杯は第1回大会が1930年だったこともあり初期の大会では正確なスタッツが残っていない場合も往々にしてあるが、日本のコスタリカ戦は少なくともここ56年間の中では最も相手にチャンスを作らせていないなかでの一撃に沈んでしまったという試合になったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)