現地時間12月2日、カタール・ワールドカップに参戦しているフランス代表が、一風変わった集合写真を公開し、反響を集めている。
キリアン・エムバペやアントワーヌ・グリーズマンを中心に、選手たちは笑顔を浮かべて色とりどりのトレーニングウェアを着用しており、目を楽しませる1枚となっている。一見すれば個性豊かなファッションとも捉えられるが、実はこの写真で、選手たちは初めて所属したクラブのユニホームに腕を通しているのだ。
フランス代表公式SNSでは、「初の所属クラブにオマージュを捧げる」とコメントを添えており、各選手たちがユース時代などを含め、輝かしいキャリアを築く“原点”となるクラブにリスペクトを表しているわけだ。
フランスメディア『Get French Football News』はこの1枚を詳細に解説しており、エムバペとウィリアム・サリバはパリ北東部のASボンディの緑色のキット、レアル・マドリーに所属するエドゥアルド・カマビンガはドラポ・フュジェールのブルーのユニホーム、オーレリアン・チュアメニはSJダルティグのユニホームを着ている。
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このほか、ユーゴ・ロリスはセダック・シミエ、グリーズマンは現在彼の父が会長を務めるUFコマネのロゴが目立つ1枚を堂々と披露している。
ちなみに、この写真にはマルセイユ所属のマテオ・ゲンドゥジは不在。なぜなら、パリ・サンジェルマンという、現所属クラブの宿命のライバルチームからキャリアをスタートさせたため、ユニホーム着用を避けたとみられる。
それを知ってか知らずか、惜しくも大会前に代表チームから負傷離脱したパリSG所属DFプレスネル・キンペンベが「ゲンドゥジどこ行った?」と痛快なツッコミを入れ、笑いを誘っている。
ファンからは「レアな1枚。新鮮だな」「初心忘るべからずということか」「彼らのキャリアと見出してくれたクラブに感謝」といった声が上がっている。ほかにも、「ゲンドゥジはさらわれたのだ」「そりゃ映れないよな笑」「まさかゲンドゥジもこんなことで集合写真から欠落するとは思わなかっただろう」「彼が拒否したのか、スタッフが止めたのかどっちだろう」といったコメントも多く見られた。
フランス代表は12月4日にポーランドとの決勝トーナメント1回戦を控えている。連覇を期すディフェンディングチャンピオンの戦いに注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部