サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表相手に0-1で敗れている。試合後、ブラジルメディア『UOL』が日本代表のファウルの多さに触れている。

 日本代表は前半からブラジル代表に主導権を握られると、前半45分間だけで15本ものシュートを浴びる。それでもペナルティエリア手前にブロックを敷いたほか、ペナルティエリア手前でMF遠藤航やMF田中碧がFWネイマールらに対してファウルを犯してピンチの芽を摘み取るなど、守備陣の奮闘により無失点で後半に折り返す。

 そして後半もブラジル代表の猛攻に耐えていたが、77分にPKから失点。それでもゴールに迫る姿勢を見せたが最後までゴールネットを揺らせず、0-1で敗れている。

 『UOL』は「快足がファウルに苦しみ、ブラジルがPKで日本を下す」という見出しをうち、国立競技場でのブラジル代表戦を総括。ブラジル代表が流れからゴールを奪えなかった要因について「日本のファウルの多さが目立った。試合を通じて19ものファウルがあり、チッチ監督が言うところの『速い脚』を持つブラジル代表の攻撃には多くの困難が伴った」と説明。日本代表のファウルが効果的だったと見解を示している。

 さらに前半の日本代表の戦いぶりについては「日本代表は10以上のファウルを犯し、明らかにブラジル側を苛立たせ、試合を台無しにしていた。ネイマールとビニシウス・ジュニオールは、ドリブルで何とかマークから逃れようとする度に止められた」と綴っている。

 なお、この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)には、PKから決勝ゴールをあげたFWネイマールを選出。「いつのような輝きはなかったが、ファウルをやめない日本代表に対して、最も(チャンスを)創り出そうとしていたのは彼だった」と評価している。