パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)だが、契約について現時点で話すつもりはないようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

カンテラ時代から一筋で過ごしてきたバルセロナを2021年8月に退団。PSGへと完全移籍したメッシ。プロキャリアとして初のバルセロナ以外でのプレーとなった2021-22シーズンは、リーグ・アンで26試合に出場し6ゴール15アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で7シアに出場し5ゴール、クープ・ドゥ・フランスで1試合に出場と、公式戦34試合で11ゴール15アシストという結果に終わった。

新天地、新たな国、新たなリーグで、完全に苦戦したと言って良いメッシ。そのPSGとの契約は、2023年6月30日までとなっており、残り1年を切ったこととなる。

PSGはメッシとの契約を延長したいと考えており、最低でも2024年夏までの1年間延長したいようだが、メッシは現時点で話し合う気はないという。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任し、クリストフ・ガルティエ監督が今シーズンから率いることになるPSG。メッシは少なくとも残り1年は留まることになるが、その後のキャリアはカタール・ワールドカップ(W杯)が終わるまで話したくないという。

メッシは、カタールW杯が最後のW杯になると考えられ、キャリアも終盤に向かう中で、メジャーリーグ・サッカー(MLS)でのプレーも視野に入れている状況。また、バルセロナもクラブの財政状況が改善されれば、メッシを連れ戻す計画を持っている。

W杯が終わり、来年1月になればメッシは自由に国外のクラブと交渉ができる状況となるため、そこでPSGとの契約延長を含めて去就を決めたいようだ。

バルセロナでは多くのタイトルを獲得しながら、アルゼンチン代表としてタイトルに恵まれなかったメッシは、2021年のコパ・アメリカで初の戴冠。最初で最後となるであろうW杯制覇も目指しており、まずはシーズン序盤をPSGでどう過ごすのか重要になる。