9月13日、韓国サッカー協会は23日にコスタリカ、27日にカメルーンとの親善試合に挑む韓国代表26人を発表した。
韓国メディアがとりわけ注目したのが、かつて天才と持て囃されたMFコンビの明暗だ。2年目のマジョルカで1ゴール・3アシストと好調のイ・ガンインは、森保ジャパンに惨敗を喫した2021年3月以来約1年6か月ぶりに代表に復帰。一方、日本人選手の陰に隠れて燻っていたシント=トロイデンからKリーグの水原FCに移籍し、11ゴール・3アシストと躍動しているイ・スンウは選外となった。
バルセロナの下部組織出身で“コリアン・メッシ”とも呼ばれたイ・スンウは、前回のロシア・ワールドカップでは20歳にして10番を背負った。だが、その後はクラブで結果を残せず、2019年6月から代表から遠ざかっていた。
ただ、今シーズンは絶好調で復活を果たしただけに、カタール・ワールドカップのメンバー入りを期待する声は少なくなかった。だが、今回にの招集に漏れたため、2大会連続の出場は絶望的となった。
韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、「イ・ガンインはいたが、イ・スンウはいない。事実上、カタールには行かない」と題した記事を掲載。「イ・ガンインはパウロ・ベント監督の心を再び捕らえたが、イ・スンウはそうではなかった。事実上、2大会連続のワールドカップ出場の夢は閉ざされた」と綴り、こう続けている。
「イ・ガンインはマジョルカで4試合連続スコアポイント(1ゴール・3アシスト)、レアル・マドリーとのアウェー戦でもアシストを記録するなど実力を証明した。イ・スンウも水原FCで実力で見せた。今シーズンは29試合11ゴール・3アシストで忘れられていた自分の価値を見せた」
「しかし、ベント監督はイ・ガンインと違ってイ・スンウを呼ばなかった。今回のAマッチ2連戦は、本大会直前の最後の(アピールすうr)機会。結局、イ・スンウの2大会連続ワールドカップ行きは閉ざされたようだ」
明暗分かれた2人の天才。久保建英が「親友」と呼ぶイ・ガンインはこのまま本大会のメンバー入りを果たせるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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