セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧(27)はFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、今月25日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節・シャフタール・ドネツク戦でノーゴール。チャンスを逃したこともあり現地メディアから酷評される中、セルティックOBが同選手の弱点を指摘した。

 古橋亨梧は今季、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)では9試合の出場で7ゴールと決定力を発揮。ただCLグループステージでは5試合中4試合の先発出場で無得点。シャフタール・ドネツク戦ではギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(27)との2トップコンビでスタメン出場したが、再び不発に終わっていた。

 同選手には英紙『デイリーレコード』をはじめ複数メディアが「5」(10点満点で「10」が最高評価)と及第点以下の評価を与えるとともに、決定機を逃したことを批判している。

 すると元セルティック所属選手であるフランク・マカベニー氏も英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューで「私はギアクマキスを気に入っている。彼はミスをするたびに発狂しているが、彼自身そこまで気にしていないと私は思う」

 「そのギアクマキスとは対照的に、古橋亨梧は何度かチャンスを逃した後、自身のプレーについて気にしているのかもしれない」と述べ、メンタル面での問題点を指摘。

 その上で「シーズン序盤のようなプレーがなぜ見られなくなったのか、私には分からない。古橋亨梧のミスはあからさまだったし、その後、セルティックはもう少しで負けるところだった。信じられないことだ」と、同選手の低調ぶりに落胆していることを明かしている。

 セルティックは今月30日に国内リーグ戦を控えているほか、来月2日のCLグループステージ最終節ではレアル・マドリードと対戦する。カタールW杯開幕まで1カ月を切る中、古橋亨梧の状態が心配される。