【プレミアリーグ】トッテナム1-2ニューカッスル(日本時間10月24日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

トッテナムにとっては、不運なゴールとなってしまった。ファウルをアピールしたGKがエリア外で大の字に転倒。しかしレフェリーの笛は吹かれずに、無人のゴールへと蹴り込まれた。猛抗議も実らず痛恨の失点となり、視聴者たちも悲鳴を上げるシーンがあった。

【映像】漫画のような大の字転倒…

問題の場面は31分。ニューカッスルは最終ラインから一本のロングボールでシンプルにトッテナムのバックラインの裏を狙った。これに反応した元イングランド代表FWのC.ウィルソンがボールを追いかける。一方でトッテナムのフランス代表GKロリスもボール目掛けて走り出した。

するとロリスの方が先にボールに触れる機会を得るもクリアできず、そのままC.ウィルソンと接触し、ピッチ上で大の字に。当然ファウルを主張するロリスだったが、レフェリーの笛はならず。すると、プレーを続けていたC.ウィルソンが、無人のゴールにロングシュートを蹴り込んで、ニューカッスルに先制点が生まれた。

納得がいかないトッテナムの選手たちは、すぐさまレフェリーに説明を求める。レフェリーもビデオアシスタントレフェリーに状況を確認するが、接触の場面に問題はなかったとして、ニューカッスルのゴールを認めた。

解説のベン・メイブリー氏は、まずニューカッスルの攻撃について「相手のプレスを一本のパスで回避しようという狙いの形でした。C.ウィルソンもボールを受けられるように走っていましたね」とコメント。ニューカッスルが以前から用いている戦術の1つだったようだ。

さらに問題の場面については「ロリスは、間に合うと思って飛び出して、先にボールに触ってから接触している。だからファウルをアピールしている。ウィルソンのファウルなのか、たまたまぶつかったのか。ちょっと手を入れたが、ぶつかるために構えたのか、相手を倒すためだったのか」とコメント。C.ウィルソンの接触が故意だったのか事故だったのかは、かなり微妙なものだとの考えを明かした。

このゴールで先制を許したトッテナムは、40分にも失点を喫して2点を追いかける展開に。54分にはエースのケインがゴールを奪うも、反撃及ばずホームで痛い敗戦となった。

(ABEMA/プレミアリーグ)