負傷者続出に頭を抱えるフランス代表だが、大黒柱のFWオリヴィエ・ジルーも危うく離脱するピンチに見舞われていたようだ。

前回大会の覇者として連覇を狙うフランス代表。今大会も有力な優勝候補に挙がっているが、一方でも最もケガ人に悩まされているチームの一つと言っても過言ではない。

ロシアW杯でもチームの核だったポール・ポグバとエンゴロ・カンテがケガで不参加となった中、26名のメンバー発表後にも離脱者が続出。センターバックで先発候補だったブレスネル・キンペンベや、今季のライプツィヒで好調を維持していたクリストファー・エンクンクが開幕を直前にして無念の途中棄権を強いられてしまった。

また、チームの顔であるカリム・ベンゼマも万全ではないと伝えられているが、加えてジルーもトレーニング中にあわやの危機に直面していた。

『RMC Sport』が映像で伝えたところによると、ジルーはシュートを打った際、着地で左足の爪先を痛め、苦悶の表情を浮かべた。ただ、その後は最後までトレーニングをこなしたようで、大事には至らなかったようだ。

いかにタレント揃いのレ・ブルーとはいえ、これ以上負傷者を出してしまうと、チームの士気にも影響しかねない。今回の舞台となるカタールは湿度が高く、ヨーロッパでプレーする選手には不慣れな環境。意外にも最大の敵はケガなのかもしれない。初戦は26日のデンマーク代表戦だ。