コスタリカの守備を崩せないまま試合が進み、一瞬の隙を突かれて失点
日本代表は11月27日にカタール・ワールドカップ(W杯)の第2戦でコスタリカ代表と対戦し、0-1で敗れた。英公共放送「BBC」で解説を務める元イングランド代表DFスティーブン・ウォーノック氏は日本のセットプレーのクオリティー不足を指摘した。
日本は5バックを敷いて守るコスタリカの守備を崩せないまま試合が進み、初戦のドイツ代表との試合と同じように後半途中からMF三笘薫、FW南野拓実など攻撃的なカードを次々と切った。しかし、後半36分、一瞬の隙を突かれて失点。0-1で敗れた。
終盤に三笘が左サイドからドリブル突破で何度も決定機を作り出してはいたが、ゴールにはならず。ペナルティーエリアのすぐ外からの直接FKも2度あったが、いずれも精度を欠いた。オープンな状況からの速攻が効果的であることはドイツ代表戦からも明らかだったが、やはり引いて守る相手を崩すプレーに課題が残った。
ウォーノック氏もそうした日本の課題を指摘している。「日本のセットピース(セットプレー)はお粗末だった。彼らにはフリーキックでのクオリティーが必要だ」
中村俊輔氏やMF遠藤保仁、W杯3大会連続得点記録を持つ本田圭佑などいつの時代も直接FKの名手を抱えていた日本だが、近年は直接FKからゴールを挙げるシーンは少なくなった印象だ。このカタールW杯でもそこが一つの課題として浮かび上がっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)