去り際のジェスチャーで注目を集めるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、事の顛末を明かした。ポルトガルメディア『Recrod』が伝えている。

 現地時間12月2日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(H組)の第3戦で、すでにグループステージ突破を決めていたポルトガルは韓国と対戦。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにファン・ヒチャンの決勝点を浴び、1-2で敗れた。
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 C・ロナウドは決勝トーナメントを睨んでか、65分で交代。その際、韓国代表FWチョ・ギュソンに何事かを言われると、口元に人差し指をやって「黙れ」というポーズを取っていたのだ。

 韓国メディアから批判が殺到するなか、渦中のスーパースターは、試合後の取材対応でこの件に言及。「韓国の選手が『(ベンチに)早く戻れ』と言ったので、『権利がないんだから黙ってろ』と伝えた」ようだ。
 
「彼は何も意見を言う必要はない、スピードアップしていたかなんて、それはレフェリーが判断することだろう。論争になる必要はないんだ。

 何が起きたかはともかく、物事は常にピッチの上に留まるものだ。最も大切なのは、僕たちの団結だ。次のフェーズに入っている。選手だけでなく、ポルトガル人も自信を持たなければならない」

 2節までの貯金が幸いし、首位で通過を果たしたものの、やはり敗戦には苛立ちを隠せない。37歳のキャプテンは、「勝点9を得るために勝ちたかった」と悔やみ、こう断言した。

「重要性は常にある。負けるのが好きな人なんていない。まあ韓国はよくやったし、称賛に値する。我々は教訓から学ばなければならない。良いプレーができなかった時に、自分たちから学ばないとね。この敗戦を教訓にして、次の試合では勝って次のラウンドに進みたい」

 また、C・ロナウドはSNSでも「予選突破とグループ首位という、最初の2つの目標を達成した。しかし、まだまだこれからだ。レッツゴー・ポルトガル!」とコメントした。

 悲願の初制覇に燃えるポルトガルは、決勝トーナメント1回戦でスイスと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部