ウルグアイ

4大会連続14回目のW杯出場を勝ち取ったウルグアイ。南米予選では一時、5試合未勝利と危機的な状況に陥っていた。しかし終盤の3試合で3連勝し、ペルーとの直接対決を制して、強豪揃いの南米予選を突破してみせた。

基本的にはバランスが取れた4-4-2のフォーメーションを採用。前線には世界でもトップレベルのツートップ、エディンソン・カバーニとルイス・スアレスが君臨する。中盤もロドリゴ・ベンタンクールやフェデリコ・バルベルデら期待の若手が躍動し、バックラインのディエゴ・ゴディンや守護神フェルナンド・ムスレラらベテランがチームをまとめる。3大会連続で本大会の決勝ラウンドへ勝ち進んでいるだけに、今大会も期待が高まる。

注目選手：ルイス・スアレス（無所属※アトレティコ・マドリー退団が決定）

35歳を迎えた今も衰え知らずの得点力でチームを牽引するウルグアイの点取り屋。代表チームでは132試合・68得点は歴代最多得点記録となっている。

ウルグアイのナシオナル・モンテビデオでキャリアを歩み始めたスアレスは、アヤックス、リヴァプール、バルセロナ、アトレティコ・マドリードなど各国のビッグクラブでプレーしてきた。なかでもバルセロナでは、ネイマール、メッシと“MSN”を形成し、リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイの3冠達成に貢献した。

これまでにも記憶に残る得点でチームを救ってきたスアレス。今回の南米予選も敗退の危機を救うプレーを見せた。一時は7位に転落していたウルグアイだったが、大会終盤のパラグアイ戦、ベネズエラ戦、チリ戦で得点を奪うなど4試合・3得点。本大会でウルグアイが勝ち上がるためにはスアレスの活躍が不可欠だ。