セネガル

近年、強豪国が増えているアフリカ予選で、エジプトとの死闘を制して2大会連続3回目の出場を決めたセネガル。2002年の日韓大会以来となるベスト8進出を狙う。

チェルシーに所属する守護神のエドゥアール・メンディ、ナポリのカリドゥ・クリバリ、リヴァプールからバイエルン・ミュンヘンへ移籍した点取り屋サディオ・マネら、ビッグクラブで活躍する世界的スター選手を擁している。

前回、2018年のロシア大会と同じくアリュー・シセ監督が指揮を執り、2022年に行われたアフリカネイションズカップ決勝ではエジプトに勝利し、同国史上初の優勝を飾った。予選こそ苦戦したが、本大会では最高成績であるベスト8以上を狙える力があるチームなだけに、今大会の躍進に期待がかかる。

注目選手：サディオ・マネ（バイエルン・ミュンヘン）

プレミアリーグのセネガル国籍選手で歴代最多得点記録を保持しているストライカーだ。30歳となったマネは、196試合・90得点を挙げたリヴァプールからバイエルン・ミュンヘンへと移籍。充実したキャリアを過ごしている。

2012年からセネガル代表に招集され、得点という結果でチームを引っ張ってきた。突出した身体能力、スピード、テクニックを持ち、相手を一瞬にして置き去りにする。さらに、攻撃のみならず守備面でも高い位置から積極的にプレスをかけてボール奪取を試み、自陣深くまで戻る献身性を見せるなどチームプレーもお手の物だ。

代表通算91試合出場・33得点を挙げており、今大会では、自身の得点で2002年の日韓大会以来となるベスト8以上の成績を残したいところ。ドイツの名門でプレーする実力をW杯の舞台で見せつけられるか。油の乗った点取屋のプレーに注目が集まる。