2020年10月より第1期が、2023年7月より第2期が放送中のアニメ「呪術廻戦」。「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の芥見下々による原作漫画は、累計発行部数8000万部(デジタル版含む)を突破しています。その人気ぶりから、「呪術廻戦」は社会現象とも言えるブームとなった「鬼滅の刃」に続く「週刊少年ジャンプ」のヒット作と言われています。そんなアニメ「呪術廻戦」の見どころや各話のあらすじを、視聴者の感想や反響を交えながら紹介します。
目次
- アニメ「呪術廻戦」とは?
- アニメ「呪術廻戦」各話のあらすじ&視聴者の感想を紹介
- 「呪胎戴天」第1話~8話
- 「幼魚と逆罰」第9話~13話
- 「京都姉妹校交流会」第14話~21話
- 「起首雷同」第22話~24話
- 「懐玉・玉折」第25話~29話
- 「渋谷事変」第30話~
- アニメ「呪術廻戦」のあらすじまとめ
アニメ「呪術廻戦」とは?
妬みや恥辱、恨みなど、人間の負の感情から生まれる“呪い”が蔓延る世界。人間に災厄をもたらし、時には死に導く“呪い”は、“呪い”でしか祓えない――。「呪術廻戦」で描かれているのは、呪いを祓う“呪術師”たちの壮絶な戦いです。主人公は、驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁<いたどり・ゆうじ>(CV:榎木淳弥)。虎杖は、あることをきっかけに呪いの王・両面宿儺<りょうめんすくな>(CV:諏訪部順一)と肉体を共有することになります。呪術師となった虎杖は、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」に編入し、呪いが具現化した“呪霊”たちとの戦いに身を投じていきます。
「呪い」「呪霊」「呪術師」などホラー色の強いキーワードが目を引く「呪術廻戦」ですが、一方で激しいバトルも魅力の一つです。登場キャラクターも、最強の呪術師である五条悟<ごじょう・さとる>(CV:中村悠一)や、虎杖と共に戦う呪術高専の生徒・伏黒恵<ふしぐろ・めぐみ>(CV:内田雄馬)、釘崎野薔薇<くぎさき・のばら>(CV:瀬戸麻沙美)など、個性的な戦闘能力を持っているのが特徴となっています。アニメ版では、それぞれ特殊能力を持った呪術師と呪霊たちの戦闘シーンが美しくもダイナミックに描かれており、見応え満点です。
アニメ「呪術廻戦」各話のあらすじ&視聴者の感想を紹介
アニメ1期の第1クール(第1~13話)では、虎杖悠仁が呪術師の世界に足を踏み入れ、成長する姿が描かれています。また、第2クール(第14話~25話)では、虎杖悠仁が在籍する呪術高専の東京校と姉妹校の交流会が描かれており、呪術師同士の激しいバトルが見どころです。
アニメ2期は本編の12年前である五条らの高専時代を描く「懐玉・玉折」を全5話で放送。そしてアニメ1期の続きとなる「渋谷事変」を放送予定です。ABEMAでは、毎週木曜日夜24時30分より最新話を無料放送。加えて放送後1週間、無料視聴が可能です。
それでは第1話から順に、各話のあらすじと視聴者の感想・反響をまとめて紹介します。
「呪胎戴天」第1話~8話
第1話「両面宿儺」
ごく普通の高校生活を送っていた虎杖悠仁は、祖父が死んだ夜に呪術高専の1年生・伏黒恵と出会う。伏黒恵の目的は、虎杖がひょんなことから手に入れた特級呪物“両面宿儺の指”の回収だった。
人気シンガーソングライター・Eve<イブ>による楽曲「廻廻奇譚<かいかいきたん>」を起用したオープニングから視聴者は大盛り上がり。軽快なメロディにのせてキャラクターたちの日常とバトルが描かれた映像に、Twitter上では「鳥肌が立ちまくり」「エンドレスリピートですわ」「めっちゃオシャレー!!!」など称賛の声が寄せられました。また、映像の一部にはキャラクターたちが過ごしていた“かもしれない”世界を描いたカットもあり、これには原作ファンも「そこでやるか?」「反則」と反応しています。
第2話「自分のために」
見知らぬ部屋で目を覚ます虎杖は、目の前にいた呪術高専の教師・五条 悟から自分の“秘匿死刑”が決定したと告げられる。五条は、虎杖に二つの選択肢を示す。今すぐ死刑になるか、『両面宿儺の指』20本を探し出し、すべて取り込んだのちに死ぬか――。
第2話からは多国籍バンド・ALI<アリ>の「LOST IN PARADISE feat. AKLO」にのせたエンディング映像も加わりました。クールでノリのいい楽曲に合わせ、虎杖悠仁らメインキャラクターの日常が描かれた映像はスタイリッシュで、ビビッドな色遣いも目を引きます。思わず踊りたくなるようなおしゃれなエンディング映像に対しても、Twitter上では「神ED」と称賛の声が寄せられました。
第3話「鉄骨娘」
呪術高専の3人目の1年生・釘崎野薔薇と合流した虎杖悠仁と伏黒恵。五条悟は、虎杖悠仁と釘崎野薔薇に対し、廃ビル内に潜む呪霊を祓ってくるよう課題を与える。
1年生の紅一点・釘崎野薔薇は「大嫌いな田舎から都会へ出るため」という独特の理由で呪術高専へ編入してきた勝気な少女です。金槌・五寸釘・藁人形を武器に戦う釘崎野薔薇の戦闘スタイルは、視聴者から「釘のエフェクトかっこいい!」「アニメ映えする」と好評でした。
第4話「呪胎戴天」
虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇は、少年院で起きた緊急事態に派遣される。しかし、現地で釘崎が突然姿を消し、残された虎杖と伏黒は特級呪霊と対面してしまう。
特級呪霊とは、呪術師が戦う呪霊の中でも最強ランクの存在です。その圧倒的な強さに虎杖たちはピンチに陥り、視聴者の間で「絶望感がすごい」と話題になりました。
第5話「呪胎戴天-弐-」
虎杖悠仁は両面宿儺に体を受け渡し、特級呪霊に勝利する。しかし、肉体の主導権を握った両面宿儺は、今度は伏黒恵に襲い掛かるのだった。
近接戦や空中戦が入り交じる迫力あるバトルを繰り広げた、両面宿儺と伏黒恵。衝撃的な結末を迎えたバトルに、視聴者は「戦闘描写マジ神」「エモいシーンとアツい展開同時に見れたね」「戦闘描写が一段と派手やな!」と盛り上がりました。
第6話「雨後」
両面宿儺によって虎杖悠仁が死んでしまい、五条悟・伏黒恵・釘崎野薔薇は悔しさを噛みしめる。一方、死んだはずの虎杖悠仁は、両面宿儺とある契約を交わそうとしていた。
第6話では、生き返った虎杖悠仁が五条悟と再会しました。五条悟は、最強の呪術師でありながら、軽薄な言動が多々見られる人物です。しかし、この回では、五条悟の生徒思いな性格が垣間見え、Twitter上で「久々にキャラ萌えしたわ」「かっこよすぎて目冴えちゃったわ」「惚れる要素しかない」など称賛する声が続出しました。
第7話「急襲」
移動中だった五条悟は、特級呪霊・漏瑚<じょうご>(CV:千葉繁)に奇襲される。強大な力で攻撃してくる漏瑚に対し、五条悟はそれを上回る圧倒的な強さを見せつける。
作品屈指の人気キャラクターである五条は、呪術の極致ともいえる技・領域展開ができる人物です。第7話では、五条が領域展開「無量空処<むりょうくうしょ>」を披露したほか、トレードマークのアイマスクを外して素顔を見せました。Twitter上では「アイマスク取ったらイケメンすぎる」「顔綺麗で、イケボで、圧倒的強さ…もう最高かよ」「顔が綺麗で最強な五条先生はずるい」とファンが歓喜しており、関連ワードがトレンド入りする事態となりました。
第8話「退屈」
伏黒恵と釘崎野薔薇は、呪術高専で毎年行われる姉妹校との交流会に向けて特訓の日々を過ごしていた。そんなとき、姉妹校である京都校の生徒がやってきて……。
第8話では、呪術高専の2年生で呪言師の狗巻棘<いぬまき・とげ>(CV:内山昂輝)の活躍が話題になりました。狗巻は己の言葉が呪いの武器となる呪言師の末裔で、不用意に他人を呪わないよう普段は語彙を絞っているため、発する言葉はおにぎりの具のみというキャラクターです。戦闘モードの狗巻棘に、Twitter上では「狗巻先輩かっこよすぎぃぃ!!!!」と盛り上がりました。
「幼魚と逆罰」第9話~13話
第9話「幼魚と逆罰」
虎杖悠仁は、五条悟から一級呪術師・七海建人<ななみ・けんと>(CV:津田健次郎)を紹介される。不審死事件が起きた現場へ向かうことになった虎杖悠仁と七海は、そこで2体の呪霊と遭遇する。
五条悟の後輩である七海は、呪術高専を卒業後、一度は一般企業に就職した“脱サラ一級呪術師”です。虎杖悠仁からは「ナナミン」という愛称で呼ばれます。初登場から「呪術師はクソ」「労働はクソ」と強烈な名言を残した七海に、Twitter上では「七海のキャラ立ちも半端ない」「ナナミン、わかるよ…」「ナナミンは信頼できる良い大人」と好評でした。
第10話「無為転変」
虎杖悠仁は、不審死事件に関わる高校生・吉野順平<よしの・じゅんぺい>(CV:山谷祥生)と出会う。一方、七海建人は事件の主犯である呪霊・真人<まひと>(CV:島崎信長 ※「崎」は正確には立つ崎の字)と対峙していた。
七海VS真人の緊張感あふれるバトルに、視聴者は大興奮。中でも、七海が「ここからは時間外労働です」という決めセリフと共にパワーアップするシーンに対し、Twitter上では「ナナミンかっこよすぎる」の大合唱が起こりました。
第11話「固陋蠢愚」
真人に追い詰められた七海建人は呪力の制限を解除し、十劃呪法「瓦落瓦落」<とおかくじゅほう・がらがら>を発動する。地下水路の壁を破壊した七海建人は、がれきの雨を降らせる大技を真人に食らわせるが……。
第11話では、バトルシーンに対して視聴者から「一瞬の戦闘の中にも、迫力が詰まっていた!」と好評を博しました。七海が素顔を見せる一幕もあり、Twitter上では「眼鏡を外すとハンサムだね」「大人の色気すごい」「呪術廻戦史上最もセクシーな男」と称賛の声が続出しました。
第12話「いつかの君へ」
真人に利用された吉野順平は、虎杖悠仁と戦うことになる。虎杖悠仁は、暴走する吉野順平を説得しようとするが……。
吉野順平と虎杖悠仁のバトル、そして、あまりにも残酷な“ラウンド2”が繰り広げられた回。衝撃的な展開に、視聴者から「辛すぎる」という声が相次ぎました。
第13話「また明日」
虎杖悠仁と七海建人は、息を合わせた攻撃で真人を追い詰める。一方、真人は改造人間を使って虎杖悠仁を精神的に追い詰めようとした。
これまでオープニング映像はストーリーに合わせて微妙にアレンジされてきましたが、第12話の内容を受けて、第13話でもオープニング映像が変化しています。よく見ると、電車に乗る虎杖悠仁の目に涙が……。粋な演出に対し、ファンから「OPの虎杖の涙がもの凄く刺さって辛い」「悠仁が泣いててこっちも泣いてしまった」「この微妙な変化素晴らしいです」といった声が寄せられました。
「京都姉妹校交流会」第14話~21話
第14話「京都姉妹校交流会-団体戦0-」
呪術高専では、待ちに待った「京都姉妹校交流会」が行われようとしていた。東京校と京都校の生徒が対峙する中、五条悟はあるサプライズで生徒たちを驚かせる。
第2クールの初回となる第14話では、オープニングとエンディングが一新。クリエイターズユニット・Who-ya Extended<フーヤ エクステンデッド>の「VIVID VICE」が流れるオープニング映像は、葬式を思わせる意味深長なカットに迫力の戦闘シーンと盛りだくさんな内容で、初回から「スタイリッシュ」と視聴者から好評でした。一方、3人組ロックバンド・Cö shu Nie<コシュニエ>の「give it back」を起用し、登場キャラクターたちの穏やかな日常を描いたエンディング映像も「エモい」と称賛されました。
第15話「京都姉妹校交流会-団体戦1-」
ようやく呪術高専東京校のメンバーと合流できた虎杖悠仁は、交流会の団体戦で京都校の3年生・東堂葵<とうどう・あおい>(CV:木村昴)と戦うことになる。
1級呪術師である東堂葵は、かなりの強敵であると同時に、そのキャラクターもなかなか強烈です。戦う相手に女性の好みを聞くという、変わったこだわりを持っています。東堂葵のユニークな性格や、圧倒的な強さに対し、Twitter上では「今回は終始東堂劇場」「東堂が面白すぎるwでも強い事を忘れさせない闘い!」「東堂強すぎ」と盛り上がりました。
第16話「京都姉妹校交流会-団体戦2-」
虎杖悠仁が東堂葵と戦う中、呪術高専東京校の2年生・パンダ(CV:関智一)は、京都校の同学年である究極メカ丸<アルティメット・メカまる>(CV:松岡禎丞)と熾烈なバトルを繰り広げていた。
パンダは見た目こそ獣そのものですが、実は呪いが込められた人形“呪骸”です。知能が高く、人間の言葉を話すことができます。第16話はパンダのかっこいい戦闘シーンが見どころですが、「可愛すぎて何回も見ちゃう」と反響が寄せられた回想シーンの“幼少期パンダ”にも注目です。
第17話「京都姉妹校交流会-団体戦3-」
交流会の団体戦が激化する中、呪術高専東京校の2年生・禪院真希<ぜんいん・まき>(CV:小松未可子)は、身体能力を活かした圧倒的な強さを京都校の生徒に見せつける。
第17話では、真希と京都校の禪院真依<ぜんいん・まい>(CV:井上麻里奈)の戦いが描かれました。双子である真希と真依は呪術の名家・禪院家の出身で、4級呪術師の真希は呪力を持たない代わりに身体能力が高く、3級呪術師の真依は武器である銃に呪力を込めて撃つことができます。熱い姉妹対決に、ファンからは「姉妹の因縁と絆に涙…」「この姉妹エモすぎる……!」「姉妹関係が最高に良かった」といった声が上がりました。
第18話「賢者」
各所で勝敗が見え始めた交流会1日目。呪術高専東京校の狗巻棘は不穏な気配を感じ取り、後ろを振り返るとそこには……。交流会は、想定外のことが起ころうとしていた。
不穏な気配の正体は、呪術師と敵対する呪詛師・夏油傑<げとう・すぐる>(CV:櫻井孝宏)の仲間である特級呪霊・花御<はなみ>(CV:田中敦子)でした。本編では強大な力で呪術師たちに襲い掛かった花御ですが、おまけコーナー「じゅじゅさんぽ」ではなぜか学園ラブコメディの主人公に……。シリアスな展開の本編とは真逆の胸キュンなストーリーに、ファンからは「天才的におもろい」「ラブコメ領域展開」「全員可愛かったな」といった声が相次ぎました。
第19話「黒閃」
伏黒恵ら呪術高専の生徒たちは、交流会に突如乱入した特級呪霊・花御と対峙するが、その圧倒的な戦闘力を前に窮地に立たされてしまう。
虎杖悠仁と東堂葵の参戦により、戦いの流れが変わりました。互いに「ブラザー」と呼び合う虎杖悠仁と東堂葵の共闘シーンに対し、Twitter上では「ブラザーコンビの戦闘が特級レベルのかっこよさだった」「めっちゃ息ピッタリだった」「鳥肌えぐい」と好評でした。
第20話「規格外」
虎杖悠仁と共に、東堂葵は自身のトリッキーな術式と(自称)IQ53万の脳内CPUを持つそのクレバーさで特級呪霊・花御を翻弄していくが――。
第20話では、呪術高専VS特級呪霊・花御の戦いに現れた五条悟が素顔を晒すとともに、術式順転「蒼<あお>」と術式反転「赫<あか>」の合せ技である虚式「茈<むらさき>」を発動しました。規格外の強さを見せた五条に、Twitter上では「威力桁外れじゃない?!」「やっぱり五条先生は最強すぎる」「どんだけイケメンなの!?」「ご尊顔が美しかった」など、興奮の声が続々と上がりました。
第21話「呪術甲子園」
圧倒的な強さで五条悟は花御を退けたが、真人は、特級呪物「両面宿儺の指」と「呪胎九相図1番~3番」を強奪する。一方、交流会は中止となりかけるも何故か野球で決着をつけることに。
第21話では、東京校と京都校の交流会の続きが描かれました。2日目は毎年行われている個人戦ではなく、五条の策略により野球対決になります。禪院真希が東堂葵にわざとデッドボールを当てるなど遊びや小ネタが満載で、「テロップが面白すぎる」「デッドボールには声出して笑った」「東堂最高!」など多くのファンにとって爆笑の回となったようです。
「起首雷同」第22話~24話
第22話「起首雷同」
呪霊により3人の男が似た状況で死亡する事件が発生。被害者たちは同じ中学校に在籍していたことが判明し、虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇はその調査に派遣される。現地に着いてみると、その中学校は伏黒の母校であった。被害者らは地元の心霊スポット「八十八橋」の下で揃って倒れていたことがあったと聞く。さらに伏黒の姉・津美紀も事件に巻き込まれていたと分かり――。
第22話では、伏黒と虎杖、釘崎の3人が新たな事件に挑みました。調査のために訪れた中学校が、偶然にも伏黒の母校であることが判明。さらに、伏黒が中学生時代に近隣の不良たちを倒しまくっていた過去も明かされました。1人で呪霊を祓おうとする伏黒に、虎杖と釘崎が「せめて頼れよ。友達だろ」と協力する展開もあり、Twitter上では「優等生っぽい子が元ヤンなのって何これ萌える」「まっとうな道に進んでくれて良かった」「1年ズの仲良し加減がホント好き…尊い…」「理解し合える3人の様子にぐっときました」「この3人でワイワイしてるの面白い!」といったコメントが相次いでいました。
第23話「起首雷同―弐―」
八十八橋の呪いに加え特級呪物「呪胎九相図」の1体・血塗(けちず)と対峙する虎杖・伏黒・釘崎。八十八橋の呪いの結界内にいる伏黒たちだが、突如釘崎が腕を引かれ、結界外に消える。それを追い、出ていったもう一体の血塗と虎杖も外へ。残った伏黒は早々に八十八橋の呪いを片付けるが――衝撃の光景を目の前にする。一方、釘崎は「呪胎九相図」の1体・壊相(えそう)と対峙。そこに血塗(けちず)と、追ってきた虎杖も加わり――。
第23話「起首雷同―弐―」では、事件を追う伏黒が特級呪霊と激闘を繰り広げました。死を覚悟した伏黒は、最強の式神を呼び出そうとしましたが、かつて宿儺に言われた「宝の持ち腐れだな」という言葉が頭をよぎり、「イメージしろ、自由に。限界を越えた未来の自分を」と領域展開“嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)”をとっさに発動させました。これまで伏黒は、冷静で堅実な性格ゆえに、本気を出しきれずにいました。しかし、ついに覚醒を迎え、Twitter上には「成長も含めて妙に感動しちゃった」「初・領域展開シビれた!!」「神回でした」「領域展開できるとはビックリ!」「さすが宿儺が一目置くだけあります!!」といった興奮の声が殺到。伏黒恵役を演じる声優・内田雄馬も「はえ~領域展開すげ~」とコメントを寄せていました。
第24話「共犯」
「呪胎九相図」兄弟の壊相・血塗に対する虎杖と釘崎だったが、壊相・血塗の血を浴びてしまい体内から腐食が始まる。窮地に立たされるも釘崎は自らに釘を刺し、「共鳴り」を発動。兄弟との我慢比べが始まる。虎杖も止まらず血塗を攻め立てていくが――。「両面宿儺の指」に端を発した今回の任務。果たして虎杖・釘崎・伏黒は無事高専へ帰還できるのか――。
第1期最終話では、釘崎と虎杖が強敵・壊相(CV:檜山修之)たちと対峙しました。釘崎は、壊相たちの血を浴びたせいで、体内が腐食し始めるピンチに陥ってしまいます。しかし、釘崎はくじけることなく、芻霊呪法(すうれいじゅほう)“共鳴り”を発動。さらに、「まだこっちは見せてなかったね」と、釘が刺さった対象物を破壊する新たな術式“簪(かんざし)”を発動してみせました。釘崎の活躍に、視聴者からは「の、野薔薇様!めっちゃかっこよかった!」「不敵な表情がシビレます…」「釘崎野薔薇に惚れた回だった!」といった反響が寄せられました。
「懐玉・玉折」第25話~29話
第25話「懐玉」
行方不明者が多発する曰くつきの洋館の調査に派遣された術師の歌姫と冥冥。洋館に潜入し、呪霊の結界術に気づいた二人は、結界を破るための行動に出るが、突如建物が崩れ始めてしまう。宙に放り出されたその瞬間、目の前に現れたのは―。2006年。最強の2人の、もう戻れない青い春が始まる。
第2期の初回にあたる25話「懐玉」では、五条の学生時代が描かれました。新たなOPとEDも解禁。ファンの間では、OPの冒頭で描かれた眠る五条と、第1期のOPで描かれた眠る虎杖がリンクしているのではないかと話題になりました。「OPの最初が1期を思わせる始まり方なのが最高!」という反響が寄せられており、五条役の声優・中村悠一も「1期のOPと見比べてみようかな」とツイートしています。
第26話「懐玉-弐-」
天元との適合者である“星漿体”、その少女の「護衛」と「抹消」という任務を課された五条と夏油。“星漿体”・天内理子を狙うのは呪詛師集団『Q』、そして天元を崇拝する宗教団体、盤星教。ホテルでの急襲を退けた五条と夏油は天内の意向で、使用人の黒井と合流し、天内の学校へ向かうことに。そして、新たな刺客の存在が明らかになる―。
第26話「懐玉-弐-」では、“術師殺し”こと伏黒甚爾が本格的に登場しました。競艇場での言動からギャンブル好きな面が垣間見えました。一連のやり取りや甚爾の行動に、視聴者からは「甚爾のクズ加減がすごすぎる」「完全なるヒモって感じ」「強キャラ感半端ない」という反響が続出。甚爾役を演じる声優・子安武人の演技も「誰だっけの言い方がマジで分からなそうでやばい」「誰だっけが新しい解釈ですばらしかった」と好評だった。
第27話「懐玉-参-」
天内の懸賞金を狙う呪詛師たちを退けた五条と夏油、すると突如震えだす天内の携帯。そこには捕らえられた黒井の姿が。拉致犯が人質交換をもちかけてくることも考慮し、天内を高専へ連れ帰ろうとする五条。しかし、天内は自らも取引に行くと啖呵を切り、五条・夏油と共に取引の指定場所へ向かうことに―。
第27話「懐玉-参-」では、七海建人の同級生である灰原雄が初登場しました。七海がクールな態度を貫く一方で、明るく素直な性格の灰原は「僕は燃えているよ。夏油さんにいいとこ見せたいからね」と任務への熱い意気込みを示しています。一方、懸賞金の時間制限が切れたのちに高専の敷地内に入った一行の前に、最悪の刺客が現れました。
第28話「懐玉-肆-」
「帰ろう、理子ちゃん」夏油が天内に手を差し伸べたその刹那、最悪の事態が起きてしまう。呆然と立ち尽くす夏油の前に、伏黒甚爾が姿を現す。甚爾は夏油にこう告げる。「五条悟は俺が殺した」激昂した夏油は呪霊を召喚し、甚爾に畳みかけるが―。
第28話「懐玉-肆-」では、前話で伏黒甚爾に倒されたはずの五条が復活。「術式反転『赫』」、さらに「虚式『ムラサキ』」で甚爾に大ダメージを与えました。五条の戦闘シーンに、「まじ鳥肌たった」「虚式ムラサキの演出良すぎて神」「覚醒五条最高にかっこよかった」と興奮の声が続出。五条の声を担当する声優・中村悠一さんの演技もと絶賛されました。
第29話「玉折」
『2007年8月』。五条は“最強”に成り、任務もすべて1人でこなすようになった。必然と夏油も1人になることが増えた。その夏は呪霊が頻出し、夏油は、ひたすら祓い、取り込む。誰のために?そしてある日、夏油の前にある人物が現れる。五条を“最強”の呪術師に、夏油を“最悪”の呪詛師に至らしめた在りし日の事件、その結末とは―!?
第29話「玉折」は「懐玉・玉折」編の最終回になります。前回、天内理子の死体が運ばれる中、彼女の暗殺を企てた宗教団体の信者たちが拍手する光景を目の当たりにした夏油。彼がシャワーを浴びていると、水音が段々と拍手の音へ変化していきます。夏油が背負った苦悩を音で巧みに表現した演出に、「水の音かと思ったら拍手でゾッとした…」「演出に鳥肌立った」などと反響が続出。Twitterでも「シャワーシーン」「拍手の音」といった関連ワードがトレンド入りしました。
「渋谷事変」第30話~
第30話「そういうこと」
2018年。ある日の任務を終えた虎杖、伏黒、釘崎の3人。虎杖は映画に、釘崎は買い物に行こうとするが、そんな2人を横目に、「お前ら元気だな」と1人伊地知の車で帰路に着く伏黒。虎杖と別れ、買い物を終えた釘崎はある女性に話しかけられる。「さっき、虎杖くんと一緒にいませんでした?」唐突な質問に驚く釘崎、虎杖と面識があるらしいこの女性の正体は―。
任務を終えた虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇たちの日常が描かれた第30話。物語が新編に突入したのに合わせて、新たなOPとEDも解禁されました。
King Gnuによる新曲「SPECIALZ」を起用したOP映像は、不穏なムードたっぷりに仕上がっており、「神作画と神曲」「ガチ鳥肌止まらなかった」と大好評。一方、羊文学による新EDテーマ「more than words」を起用したED映像では、虎杖たち“1年ズ”が渋谷の街を散策する様子が描かれています。フィルムカメラで写真を撮り合う姿など、穏やかな日常を感じさせる映像に「青春してるね」「エモエモED」と心癒された視聴者が多かったようです。
第31話「宵祭り」
動く肢体を得る為、呪霊側に通じていた京都校のメカ丸こと与 幸吉。交渉は決裂し真人との闘いを余儀なくされるが、与は密かに準備してきた巨大なメカ丸・究極メカ丸絶対形態(モード・アブソリュート)に乗り込み応戦する。全てを視てきた与はこれまでに縛られていた年月で得た呪力の全てをぶつける。果たして与は死地を脱し、五条に呪霊側の計画を伝えることができるのか―。
特級呪霊の真人と“究極メカ丸”こと与幸吉が対峙。真人の領域展開によって倒されたように見えた与でしたが、同級生の三輪霞が使っている技“シン・陰流 簡易領域”で窮地を脱します。
“天与呪縛”のせいで自由に動ける体ではなく、普段は究極メカ丸を介して仲間と接していた与。仲間を大切に想っていることが垣間見える描写に感動したファンは多く「会えなくてもずっと見守ってきたんだろうな」「メカ丸の奥の手が簡易領域は熱すぎる」と盛りあがっていました。
第32話「渋谷事変」
『2018年10月31日19:00』渋谷に『帳』が降ろされる。『帳』の中では一般人が大勢閉じ込められており電波も断たれてしまう。多くの術師が渋谷に集まるが、被害を最小限に抑えるため、五条が単独で渋谷駅地下ホームへ。そこで五条は、漏瑚、花御、脹相と相対する。一方、冥冥と同行していた虎杖は人語を解する呪霊と遭遇。呪術師、呪詛師、呪霊が渋谷に集結し、かつてない大規模戦闘がはじまる―。
冥冥とその弟である憂憂(ういうい)とタッグを組むことになった虎杖。憂憂は、姉の冥冥に尋常でないほどの愛情と忠誠心を持っており、姉には甘い口調で接する一方で、虎杖には厳しく、早口でまくし立てる一幕もありました。「緊迫した状況なのに、可愛いすぎ」「憂憂ウケる」「早口のとこ笑った」などと視聴者には評判で、シスコンキャラの憂憂はさっそく視聴者の心をつかんだようです。
アニメ「呪術廻戦」のあらすじまとめ
ダークな世界観に特殊能力を持つ個性豊かなキャラクター、ジャンプらしい大迫力のバトルなど、アニメ「呪術廻戦」はハマる要素が盛りだくさん。2023年7月からはアニメ2期が放送中で、これからも目が離せない作品です。
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会